東京心理療法センターの設置のお知らせ
品川心理オフィスでは、これまでも心的外傷後ストレス障害への心理療法や援助を提供してきておりますが、広い意味で心的外傷からメンタルヘルスの問題を考え、心理療法を提供し、様々な情報提供を行い、心理専門職にセミナーや研修を提供する部門として、2020年4月より東京心理療法センターを設置しております。
心的外傷自体は非常に幅広い概念です。ある意味ではすべての心理的問題は、発達上の固有のベースと何らかの心的外傷や傷つきとの関連の中で発生すると考えられます。しかし、心が処理できないほど大きな外傷体験は、フラッシュバックや悪夢などの侵入症状、回避行動、過覚醒、自尊心の低下や陰性感情など様々な困難を引き起こします。こうした障害を心的外傷後ストレス障害(PTSD)と呼びます。
また、幼少期における虐待との関連で、様々な重篤な心理的問題が発生します。例えば、解離性同一性障害、解離性健忘、離人症、現実感喪失症。境界性パーソナリティ障害、自己愛パーソナリティ障害、その他のパーソナリティ障害にも類似した環境要因の関与が想定されます。こうした心理的問題には、慎重な心理査定、構造化された心理療法、必要に応じて精神科医療との連携が求められます。
こうした問題を抱えた方への心理療法や援助の提供、情報提供や社会啓発、カウンセラー・臨床心理士・公認心理師などへの訓練やセミナーなどに興味のある方は相談申し込みフォームからお問い合わせください。